・ジャブスからの黒い刺客、「MASACCIO／GINS1」
　数シーズン前に「ジャブス発の本格デニム」として鳴り物入りで登場し、話題をさらった『GINS』。今シーズンからあくまでマサッチョの一員としてリニューアル。それがこちらの「MASACCIO/GINS1」です。
　ドローコード＋ウエストシャーリングというマサッチョらしさはそのままに、レザーパッチやリベット等のデニム要素を採用した“新生ジャブスデニム”としてお目見えしました。当店でも絶賛販売中のデニムジャージーモデルより「もっとジーンズなマサッチョ」をご要望だった皆様に向けた、イタリアンデニムの新たな刺客が登場です。
　
・デニムファンとマサッチョファンの夢が融合。デニムパンツの理想形がここに
　スリムでスタイリッシュなルックスとタイトなのに楽な履き心地はマサッチョならでは。永久クリースは省かれましたが、ご存じ「ドローコード＋シャーリング」搭載でウエストのアジャスト能力は一般的なジーンズとは比較にならないほどフレキシブル。お馴染みの「ドローコード前垂らし」をこんな本格デニムスタイルでやるのも新しいかもしれませんね。
　こちらに採用された生地は色落ちなしの潔いブラックデニム（目付350g）。ポリウレタンの配合は３％に抑え、ストレッチは（マサッチョとしては）やや控えめながらも本格派デニムらしい質感を損なわない仕上がりになっています。マサッチョファンの方には安心感を、未体験の方には新しい発見と驚きをもたらすであろう、デニムパンツの新たな理想形を提示する一本です。

・デニムらしさもしっかりアピール。ディテールにも抜かりなし
　両サイドのポケットはスラントタイプとしつつも、ヒップはしっかりパッチポケットのハイブリッドスタイル。その右ヒップポケットの上にはレザーパッチ（合革）が誇らしげに存在をアピールしています。フロントにはメタルボタン、サイドポケットの両端にはシルバーのリベットが打ち込まれ、補強としての意味もさることながら、遊び心溢れるロックな表情も覗かせます。カジュアルパンツ代表ともいえるジーンズらしさをしっかり打ち出しながら、美脚でエレガントなマサッチョのドレッシー要素もプラスした、まさに男のブラックデニムに相応しい仕上がりです。

・何本でも欲しくなる『沼』パンツ
　ブラックのデニムやコットンパンツがお嫌いな方はあまりいないのではないでしょうか。美しいテーパードシルエットと細目の裾幅は、上品大人コーデの中核としてオールシーズン活躍必至。幅広い着こなしに対応可能な着回し力の高さは『ドレスとカジュアルの融合』の先駆者・マサッチョならでは。多くの方が取り入れる黒のボトムスですから、こんなパンツで大人っぽく差をつけたいですね。股下も最初から短め（80cm）に設定されていますので、お直しなしで着用いただける方もいるかと思います。あえてお直しせずにそのままロールアップでお試しいただくというのもアリですね。
　一本買うとどうしても色違いで欲しくなる、『沼』要素満載なマサッチョ。デニムも大ヒットの予感です。

　ほぼPT一強状態が続いていたイタリアンデニムに、ジャブスもいよいよ本気で対抗馬をぶつけてきました。マサッチョをご存じない方にもおススメしたい、次世代イージーデニムパンツ・GINS1。是非ご堪能ください。

【試着レポート：身長165cm、体重55kg、ウエスト76cm】
「私なら４２サイズを選びます。適度なフィット感のウエスト、ややタイトな腰回り、わたりから裾部まで美しいシルエットを描くテーパード加減はマサッチョそのもの。スラントポケット＋リベットというちょっと変わったディティールも面白いですね。黒のスラックス、デニムを何本もお持ちの方にもちょっと新鮮なルックスかも。デニムとしてはやや軽めに感じる薄くも厚くもない生地感と、適度なストレッチ具合が使い勝手の良さを想像させてくれます。大人の方にはややカジュアル過ぎるスニーカー合わせも、ブラックのGINS1なら品よく決まってくれそう」

ブランド：giabsarchivio（ジャブスアルキヴィオ）