世界最古の歴史を持つ英国王室御用達の高級ニットブランド

1770年、スコットランド・ダムフリースで設立された「Drumohr（ドルモア）」。世界最古の歴史を持つニットブランドです。オードリー・ヘップバーンやジェームス・スチュワートなど伝説的なセレブリティも愛用したことで知られるドルモア。その品質の高さは、英国のロイヤルファミリーが愛用していることで証明されています。ジョージ5世はヘリンボーン柄ニットを、20世紀最大のファッションリーダーとして語り継がれるウィンザー公はダイヤモンド柄のニットを好んで着ていたことで知られています。もちろん英国王室御用達の称号ロイヤルワラントを与えられています。

現在はイタリアのブレシアに拠点を移しましたが、創業当時から伝わる“品質への徹底的なこだわり”と“一切の妥協を許さない姿勢”は受け継がれており、ニット生地の仕上げには創業の地であるスコットランドの上質な水を再現したものを使用するというこだわりをみせています。長年にわたって受け継がれてきた伝統技術にイタリアのモダンなエッセンスを取り入れたコレクションを展開しており、品質の高さとシンプルで品の良いデザインが多くの人々に愛されています。

これ一枚で絵になる。ハンサム顔の半袖バンドカラーカットソー「DTJ214B」

夏の着こなしでは必然的にカットソー一枚で勝負することが多くなります。だからこそ、素材が上質で、一枚でお洒落に見えるカットソーが欲しいものです。ですが、大人が堂々と着られるワンランク上のカットソーとなるとなかなかいいものに巡り合えないと思います。そこでお勧めなのが、ロイヤルワラントの称号を持つドルモア謹製の半袖カットソーです。ドルモアはニットブランドですが、クルチアーニやフェデーリといった他の高級ニットブランドがそうであるようにカットソーも手掛けています。

今回ご紹介するのは、カットソーコレクションの隠れ定番モデルとして継続展開されている「DTJ214B」になります。ご覧のとおりこちらの品は、世にも珍しい“バンドカラー”の半袖カットソーになります。すっかり市民権を獲得したバンドカラーですが、巷に出回っているものはシャツばかりですよね。バンドカラー＝シャツ、そんな常識を逆手に取ったのがドルモアのDTJ214Bです。ボタン留めの前立てを配したポロシャツのようなボディデザインですが、襟がバンドカラーになっているので首元がすっきりシャープに見えます。襟付きのポロシャツだと堅苦しい、だからといってTシャツではラフ過ぎる、そんなニッチな要望に応えてくれるのがバンドカラーカットソーなんです。ポロシャツよりもリラックス感があり、それでいてTシャツほどラフにならない、この“頑張りすぎないちょうどいい感じ”がバンドカラーカットソーの魅力です。一枚でサマになるのはもちろん、ポロシャツと違ってインナーにも使えますし、なにより新鮮さ（新しさ）があるので周りの人と差別化できます。薄着が多くなるこれからの季節、こんなにも使えるカットソーは他にはないと思います。

夏でも快適な接触冷感素材。シャリっと爽快80番手双糸ドライコットンスムース

使用されている素材は、春夏にうってつけのコットン素材。もちろん厳選された超長綿（繊維長35ミリ以上の高級綿花）です。これを80番手双糸に加工し、低速でじっくり編み立てたコットンスムースは、きめが細かく高級感ある風合いで、程よく薄手で通気性に優れ夏でも気持ちよく着用できます。二本の細糸を撚り合わせた“双糸（そうし）”が使用されているので耐久性バツグンです。洗濯を繰り返しても型崩れの心配はほとんどありません。

ポイントは“糸”です。「CREPE（クレープ）」という名称の特殊なハイツイストヤーン（超強撚糸）を用いることにより、肌に触れることで熱を奪い、ひんやり感じる接触冷感を実現しています。超長綿ならではの上質な肌触りでありながら、シャリっとしていて汗をかいてもベトつかないという、一見矛盾するような素材になるとお考えください。ザノーネのアイスコットンと同じ原理で作られた接触冷感素材と言えば分かりやすいと思います。とにかく着ていて気持ちがいい、夏にぴったりの素材です。一般的な綿糸よりも防シワ性が高く、ケアが容易なことも特徴です。

前述のとおり、このカットソーには製品染め（ガーメントダイ）が施されています。高度な染色加工技術を駆使し、超強撚糸の機能を損なうことなく“こなれた風合い”が表現されています。カジュアルになりすぎないよう低温でじっくり染め上げることで色ムラを防いでいるところがミソ。品よくこなれて見えるところがイイですね。